修学旅行の引率中、女性用浴場の脱衣所に小型カメラ設置 横浜市立小の教諭逮捕

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は1日、修学旅行を引率していた市立小学校の男性教諭が宿泊先で女性用浴場の脱衣所に小型カメラを設置したとして逮捕されたと発表した。

 市教委によると、建造物侵入と栃木県迷惑防止条例違反の疑いで栃木県警に逮捕されたのは、市立万騎が原小学校の6年生の担任(37)。

 男性教諭は先月31日夕、6年生45人とともに訪れていた栃木県日光市の旅館で、女性用浴場の脱衣所に侵入して私物の小型カメラを設置した、とされる。修学旅行には男性教諭と同僚教諭2人、校長の計4人が引率として同行していた。

 旅館には一般客もいたが、当該の浴場は児童専用にしており、児童が入る直前にカメラを設置したとみられる。児童が利用する前に旅館の従業員がカメラを見つけ、警察に通報した。

 男性教諭は警察の取り調べに対し、容疑を認めているという。

 市教委西部学校教育事務所の末岡洋一所長は「事実であるとすれば、教職員の不祥事防止に全市的に取り組んでいる中、極めて遺憾。今後事実関係を踏まえて、厳正に対応してまいります」とコメントした。

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