上三川で銘板など相次いでなくなる 転売目的の窃盗事件か

銘板が持ち去られた「井戸川クリーンセンター」の門=2日午前、上三川町上三川

 上三川町が管理する排水施設の銘板などが9月から10月にかけて相次いで盗難被害に遭っていたことが2日までに、同町への取材で明らかになった。町は下野署に被害届を提出。同署は転売目的の金属窃盗事件とみて捜査している。

 町によると盗まれたのは、同町上三川の農業集落排水施設「井戸川クリーンセンター」の青銅製銘板1枚(横150センチ、縦25センチ、厚さ2.5センチ)と東蓼沼などの町道排水溝に設置されていた鉄製グレーチングふた(縦横70センチ)3枚。

 クリーンセンターの銘板は10月、同センターの管理業者が、門扉から取り外されているのに気が付き、町に連絡した。グレーチングふたは9月と10月になくなっているのに気付いた自治会役員が町に連絡した。

 同町は町情報メールで町民に注意を呼び掛けるとともに、町施設への巡回を強化している。銘板などを狙った金属窃盗事件は、2014年にも同町や宇都宮、真岡市などで発生している。

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