ワールドシリーズMVPはブレーブス・ソレアー 効果的な3本塁打

日本時間11月3日、ブレーブスがワールドシリーズ第6戦でアストロズを破り、1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めた。MVPには効果的な3本塁打を放ったホルヘ・ソレアー(ブレーブス)が選出。第1戦で放ったワールドシリーズ史上初となる1回表の先頭打者アーチ、第4戦で放った代打決勝アーチ、そして第6戦で放った先制の場外3ラン本塁打と、3本塁打がいずれもチームにリードをもたらすアーチとなり、球団史上4度目のワールドシリーズ制覇の立役者となった。

ソレアーは新型コロナウイルス陽性により地区シリーズ第3戦を最後に戦列を離れていたが、リーグ優勝決定シリーズ第5戦から復帰。ワールドシリーズでは5試合にスタメン、1試合に代打で起用され、代打本塁打を含む20打数6安打、打率.300、1二塁打、3本塁打、6打点、出塁率.391、長打率.800、OPS1.191の活躍を見せた。ワールドシリーズで3本のアーチを放つのは球団史上4人目の快挙だった。

ソレアーは今年7月末のトレードでロイヤルズから加入。移籍前は94試合で打率.192、13本塁打、37打点、OPS.658と低迷していたが、移籍後は55試合に出場して打率.269、14本塁打、33打点、OPS.882と調子を上げ、逆転での4年連続地区優勝に貢献した。2019年にはロイヤルズ球団記録となる48本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得している(今季サルバドール・ペレスが48本塁打を放って並んだ)。

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