FIFAのブラッター前会長とプラティニ元副会長を詐欺罪で起訴

現役時代は「将軍」と呼ばれたプラティニ氏(ロイター)

スイスの検察当局が2日、国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター前会長(85)とミシェル・プラティニ元副会長(66)を起訴したと発表した。罪状は詐欺、業務上横領、文書偽造などとしている。

ブラッター氏とプラティニ氏は2011年に、200万スイスフラン(約2億5000万円)金銭授受があり、検察はこれが違法にあたると指摘。FIFAの資産を損失させたとして起訴に踏み切った。

2人の公判は今後スイス国内の裁判所で始まる予定で、有罪の場合は複数年の懲役や罰金刑などが科される可能性がある。ただ2人はともに無罪を主張しており、今後の裁判は長期化する可能性もある。

汚職にまみれた〝黒いFIFA〟の実態がどこまで明らかになるのか大きな注目が集まる。

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