J1名古屋にも所属した元イングランド代表FWゲーリー・リネカー氏(60)が太っ腹なところを見せた。英紙「デーリー・ミラー」などによると、右ヒザじん帯を負傷した女子選手の治療費に3000ポンド(約47万円)を寄付したという。
英国女子サッカーチームのドンカスター・ローバーズベルズでキャプテンを務めるソフィー・スカルギル(26)の手術にあたっては、NHS(英国の公的医療機関)で2年待つ必要があり、即座の手術には5000ポンドを調達する必要があった。ただ2年の待機を選んだ場合、再びピッチに立てる状態まで回復しない可能性が高くなるという。
所属チームは5000ポンドの融資を提案したが、スカルギルはオンラインで寄付を募ることを選んだ。そこにリネカー氏が協力を名乗り出たわけだ。同氏は「協力できて光栄だ。またすぐにプレーできることを願っている」とコメントした。
すでに寄付は目標額を上回る8000ポンド(約125万円)に達しており、スカルギルは自身のツイッターで「助けてくれた全ての人に心から感謝します。リネカー氏の信じられないほどの寄付は、回復プロセスを開始できることを意味します」と感謝の言葉をつづった。多くの人の善意を早期復帰につなげたいところだ。