ソフトバンクの村上隆行打撃コーチ(56)が3日、ペイペイドームで入団会見を行った。
今季は中日で巡回打撃コーチを務めていた。地元・福岡に指導者として帰ってきた。「声をかけてくれたということで感謝しかない。全身全霊でこのチームを盛り上げる。どこも勝てないよと言うくらいになるくらいにやりたい」と力を込めた。
明るい性格で藤本監督からはムードメーカーとしての役割も期待されている。「選手が動きやすい環境を作りたい。野球は失敗のスポーツなので、失敗にくよくよせずに、打撃はこっちの責任だからと。そういう意味では明るさは前に前にという形になるので」。
続けて「本当、暑苦しくならんようにと思っているんですけどね。(自分は)『元祖熱男』なんですけど、熱男(松田宣浩内野手)がいるんでね。それがタッグを組んだら『熱熱男』になってしまうんで」とジョークを交えてニッコリだ。
ベンチのムードを明るくしていくことで、今季課題だったチャンスでの勝負強さを各選手に植え付けていく。
「打率3割打つ必要はないんですよ。競った大事なところで自分が目立ちたいというか。目立とう精神と言うんですかね。そうすると大舞台では俺が俺がとなる。性格的にどうしても(チャンスで)内に向いてしまう人もいるだろうけど、前面に出せるような環境にしてあげたい」。
熱く力強い声で所信表明していた。