えちごトキめき鉄道株式会社(新潟県上越市)のリゾート列車「雪月花」がJR大糸線へ乗り入れ、昨年につづき3回目の実施

えちごトキめき鉄道株式会社(新潟県上越市)は3日、同社を代表するリゾート列車「雪月花(せつげっか)」を、JR大糸線の糸魚川駅から南小谷駅までへ乗り入れる企画を実施した。「雪月花」のJR大糸線への乗り入れは、昨年に続いて3回目となる。

この乗り入れは、一般社団法人糸魚川市観光協会、大糸線活性化協議会、西日本旅客鉄道株式会社金沢支社の共同企画で、JR大糸線の利用促進と沿線活性化を目的に実施。糸魚川市が事務局を務める大糸線活性化協議会から西日本旅客鉄道株式会社へ申し出があり、今回の企画が実現した。

今回は、えちごトキめき鉄道直江津駅から「雪月花」へ乗り、そのまま糸魚川駅でJR大糸線に乗り入れて、南小谷駅まで向かうプラン。南小谷駅以後のJR中央本線塩尻駅までは「特急あずさ」に乗車できる。

えちごトキめき鉄道糸魚川駅に入ったリゾート列車の雪月花

出発進行の合図をする糸魚川市の米田徹市長(中央)ら

糸魚川駅では、糸魚川市の米田徹市長や同市の観光大使「ヒスイレデイ」のほか、奴奈川姫をモチーフにしたマスコットキャラクター「ぬーな」も参加し、到着した雪月花の出迎えと見送りをした。

西日本旅客鉄道金沢支社交通企画室の中山隼人氏は「活性化が狙いだが、雪月花が乗り入れすることで皆さんに注目される。コロナ禍で大糸線も厳しい中で、1人でも多くの人に乗ってもらうために、他にも11月までサイクルトレイン(自転車を電車内に持ち込み街を周遊する)を実施するなどイベントを行っている」と話した。

乗客の求めに応じてポーズを取る糸魚川市観光大使のヒスイレディ

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