えちごトキめき鉄道株式会社(新潟県上越市)が「直江津D51(デゴイチ)レールパーク」でハロウィンイベントを開催

えちごトキめき鉄道株式会社(新潟県上越市)は30、31の両日、今年4月に開園したテーマパーク「直江津D51(デゴイチ)レールパーク」で、同社初のハロウィンイベントを開催している。

同レールパークでは普段、SLデゴイチの体験乗車ができるほか、別の旧型車両「413系」を展示しているが、これに加え、30日は同社の線路の石を使用した「線路の石焼き芋」の販売ブースが出たほか、同社の鉄道グッズなども販売した。また31日のハロウィンの日にちなみ、同社の従業員などが仮装して接客していた。

線路の石焼き芋の販売を手がける有限会社京美容室(新潟県上越市)の関原英里子代表取締役もセーラー服に仮装。関原代表取締役は「(えちごトキめき鉄道の)二本木駅(新潟県上越市)の線路の石をえちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長にとってきてもらった。ターゲットは鉄男(てつお・鉄道ファンの総称)」と話す。

通称デゴイチのSL

セーラー服に仮装した京美容室の関原英里子代表取締役

「線路の石焼き芋」

「線路の石焼き芋」ののぼり

価格は芋の大きさにより、150円から500円で、販売は当面イベント時のみだが、関原代表取締役は「鳥塚社長からは『軌道に乗れば、ホームで売ってほしい』と言われている」と話していた。

また、SLデゴイチの体験乗車も行われた。SLデゴイチは、昨年11月に和歌山県で保存されていたものリース契約し、直江津に運び込んだ。動力は蒸気から圧縮空気に変わったが、舞台に使うスモークでSLならではの煙を再現している。同レールパークから直江津駅近くまで往復約500メートルをゆっくりと走行した。

一方、旧型車両「413系」は今年3月まで石川県のJR七尾線で使われていた国鉄時代の車両だが、その運転席を見ることができ、人気を博していた。

ハロウィンにちなんで仮装したえちごトキめき鉄道株式会社の従業員

展示している旧型車両「413系」の運転席

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