米大リーグのワールドシリーズを制したブレーブスの三塁コーチを務めるロン・ワシントン氏(69)がプロ生活50年でついに初の世界一に輝いた。
1970年にロイヤルズ傘下のマイナー球団でキャリアをスタートさせたワシントン氏は77年にドジャースでメジャーデビュー。選手として20シーズンを過ごしたが、マイナーでの試合数はメジャーの2倍以上。現役引退後はマイナー・メジャーでそれぞれコーチを務め、2007年にレンジャーズの監督に就任した。10、11年にア・リーグを制覇してワールドシリーズに進出したが、あと一歩でチャンピオンには及ばなかった。
14年に監督辞任後はアスレチックのコーチをへて、17年から現在のブレーブスで三塁コーチを務めている。古巣レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニング」によると、ブレーブスの主砲フレディ・フリーマンは「彼はこのチームにとって非常に重要な存在。彼にワールドシリーズ優勝のチャンス与えることは、私たち、そして多くのコーチたちにとって大きなことだ」と話している。
選手、コーチ、監督として50年のプロ生活で手にした念願の「世界一」。元巨人エースで11、12年に同チーム(レンジャーズ)に所属していた上原浩治氏はツイッターで「ワシントン三塁コーチ」と明記して「ブレーブス…ワールドチャンピオンおめでとう!」と祝福した。