リンゴに、カキに、ラーメンに・・・ 「福島はモモ」だけじゃない! 平塚の商業施設で物産展

福島市産のリンゴや柿、加工品が並ぶ物産展=平塚市天沼の「ららぽーと湘南平塚」

 福島はモモだけじゃない─。福島産の果物や加工品を集めた物産展「ふくしま魅力のコレクション」が3日、平塚市天沼の大型商業施設「ららぽーと湘南平塚」で始まった。7日まで。

 福島市を拠点とするサッカーJリーグ3部の福島ユナイテッドFCと湘南ベルマーレが業務提携している縁で、これまで平塚での試合開催時に旬のモモの無料配布や物販を展開してきた。商業施設での物産展は初めて。

 会場では、旬を迎えた福島市産のリンゴ「サンふじ」と「平核無(ひらたねなし)柿」を直売。同市産の農産物を活用したスイーツや喜多方ラーメン、ドライフルーツ、和菓子といった福島ユナイテッドのスポンサー企業などの加工品約200品が並ぶ。都内のりんご飴(あめ)専門店「ポムダムールトーキョー」による福島産リンゴを使ったオリジナルりんご飴も限定販売(1日50個)している。

 物産展に協力する福島市の担当者は「モモ以外にも魅力的な産品がたくさんあることを知ってほしい」と強調。複数のスイーツを手に取った平塚市の会社員鈴木智之さん(58)は「震災から10年たったが、(東京電力福島第1原発事故の)風評被害がまだあると聞く。購入が少しでも支援になれば」と話していた。

 1階「光の広場」で午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。

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