おカネはあっても決まらない! 資産48兆円“新生”ニューカッスルの監督人事が迷走中

就任オファーを断ったビジャレアルのウナイ監督(ロイター)

総資産48兆円と〝世界一のお金持ちクラブ〟となったイングランド・プレミアリーグのニューカッスルが新監督人事で迷走している。

新指揮官に就任することが確実視されていたスペイン1部ビリャレアルのウナイ・エメリ監督は2日にニューカッスルからの興味を持たれていることを認めていたが、3日、自身のツイッターを更新し「正直に言うと、偉大なクラブからの興味を関心には感謝しているが、それ以上にここにいられることに感謝している」と残留を宣言した。

ニューカッスルは、10月20日にスティーブ・ブルース監督を解任しており、一刻も早く新指揮官を決めたいところだが、選考は振り出しに戻った格好だ。各メディアによると、すでに新たな候補としてオランダ1部アヤックスのエリック・デンハグ監督やイングランド・チャンピオンシップ(2部)のボーンマス監督を務めていたエディ・ハウ氏の名前が浮上しているという。

今年1月の移籍市場から3年間でニューカッスルは強化費に7億ユーロ(約924億円)を投じる構えだが、指揮官が決まらなければ、選手の獲得もままならない。リーグ19位に低迷するクラブは一刻も早く指揮官を定め、チームを再建できるのだろうか。

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