2021年の新語・流行語大賞は?「現代用語の基礎知識」発売!

株式会社自由国民社は同社発行の年度版雑誌「現代用語の基礎知識」を、 2021年11月4日に刊行。 年末に発表される「 『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞 」。 11月には「今年の世相をあらわすことば」30語がノミネート語として発表され、 選出されたことばには注目が集まる。 そのことばの選出元となっているのが1948(昭和23)年から毎年刊行されている「 現代用語の基礎知識 」。 2020年版からは「この1年の言葉と世相を記録する年鑑雑誌」として大幅にリニューアルされた。

[現代用語の基礎知識 2022の読みどころ]

従来1000頁を超えるボリュームだった「現代用語の基礎知識」は2020年版からコンパクトサイズで手に取りやすい価格に。 今年も1年間の「新語・新事象」にフォーカスし、 352頁で重要ワードがまとまっている。 スマホでどんなことでも調べられる時代。 しかし、 目にする情報は知らず知らずのうちに「自分の興味」というフィルターがかけられてしまうもの。 本書では、 政治・経済、 科学、 ジェンダー、 社会福祉、 流行など、 幅広い分野の「ことば」をまとめている。 知らない言葉にも出会える。特集「コロナの時代 五輪開催の1年」「大切な人権の話/ SDGsをおさらいしよう」のほか、 各ジャンルにおいて2021年の世相をあらわす「ことば」を解説。 世界の動きと日本がどう変わっていくのかをしっかりととらえることに役立つ。

2022年版に寄せて――『現代用語の基礎知識』編集長/大塚陽子

早いもので本誌『現代用語の基礎知識』最新版が発売になりました。 コロナと五輪に終始したあっという間の1年だったように思います。 1年のうちのほとんどが「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」期間という落ち着かない日々のなかでも、 新しい言葉は生まれます。 そして、 少し前に生まれた言葉が多くの方の目に耳に届き大衆に定着したような印象です。 たとえば、 SDGs、 ジェンダー平等、 多様性、 ヤングケアラーなど。 そういった言葉は今年の新語ではないにしても、 多くの方にとって身近に感じられるようになった言葉なのではないでしょうか。 新語や流行語など言葉を記録し続けていると、 その時代が、 世相が、 見えてくるものです。 政治、 経済、 科学、 国際情勢、 福祉、 スポーツ、 流行……どのジャンルの解説からも言葉の窓から時代・世相を感じとっていただけるはずです。 この手軽なサイズになって3冊目。 読者の皆様からの忌憚のないご意見・ご感想をおまちしています。 シリーズ別冊などの充実も計画中です。

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