横須賀・ドブ板通りから新作のオリジナルスカジャン 6日から販売

オリジナルスカジャンを上地市長(左から3人目)に贈呈したドブ板通り商店街振興組合の関係者ら=横須賀市役所

 神奈川・横須賀に駐留する米軍人の土産品として生まれたジャンパー「スカジャン」の発祥地である「ドブ板通り」(横須賀市本町)の商店街がオリジナルスカジャンを製作し、1日に上地克明市長へ贈呈した。

 背中には日本地図や虎、富士山といった人気のデザインに加えて、戦後のドブ板を象徴する海軍下士官兵集会所「EMクラブ」の建物のモチーフを添えた。左胸にはレトロなワッペン柄、右胸には龍の刺しゅうをあしらい、スカジャンの伝統的図柄が詰まった一着となっている。

 スカジャンは東京五輪の公式ライセンス商品に認定され、伝統工芸品シリーズで販売金額が最高となった。これを機にPRしようと、市の補助制度などを活用して同商店街がオリジナル品を製作。世界的なグラフィティアーティストCOOK氏によるシャッターアートや、写真コンテストも展開し、「コロナ禍で影響を受けたドブ板通りを元気にし、横須賀を盛り上げたい」とドブ板通り商店街振興組合の越川昌光理事長(73)は意気込んでいる。

 オリジナルスカジャンは税込み2万7500円。6日からドブイタステーションと同商店街公式ECストアで販売する。

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