内装にフィッシングジャケット!? 日産 キックスが老舗アウトドアウェアブランド「コロンビア」とコラボした限定車を発売

日産は2021年11月2日(火)、アウトドアウェアブランド「コロンビア」とコラボした特別仕様車「日産 キックス コロンビアエディション」を発売する。内装に防水加工を施したオリジナルのシートエプロンやシートバックポケット、荷室シートを装備するほか、外装にもブラック加飾やオリジナルステッカーなどを施した。500台の限定販売となる。

日産 新型キックス e-POWER 特別仕様車「キックス コロンビアエディション」[2021年11月2日(火)発売・限定500台] [Photo:NISSAN]

アウトドアファンも思わずニヤリ! コロンビアを象徴する「マルチポケットフィッシングベスト」を想わせるスペシャルな内装

コロンビアの「マルチポケットフィッシングベスト」にインスパイアされたシートバックポケットを装備するキックス コロンビアエディションの内装

1938年にアメリカで創業した老舗アウトドアウェアブランド「コロンビア」(Columbia Sportswear)。同ブランドを象徴するのが「マルチポケットフィッシングベスト」だ。今でこそ当たり前になった、あのポケットがたくさんついているジャケットは、最初にコロンビア社が発明したアイテムなのである。

今回、日産とコロンビアのコラボにより誕生した「キックス コロンビアエディション」には、そんなマルチポケットフィッシングベストを想わせる「シートバックポケット」や「フロントシートエプロン」「ラゲッジシート」といったスペシャルな内装が備わる。

防水加工を施した「フロントシートエプロン」も装備。ヘッドレスト部のヴィンテージタグにも注目だ

これらの内装には、耐水性に優れたインピスタ社のCORDURA(R) fabric(305デニール)を使用し、生地に防水加工を施してあるから、アウトドアレジャーの際に汚れた格好のまま乗っても安心だ。70-80年代に使用されたコロンビアのヴィンテージタグを配したクラシカルなデザインも、アウトドアファンの心をくすぐるワンポイントとなっている。

外装もブラックの装飾とオリジナルステッカーで特別感をアピール

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日産 キックス コロンビアエディションのボディカラーは、チタニウムカーキとダークブルーの2色。外装には、コロンビアのコーポレートカラーであるブルーのグリルステッカーと、サイドとリヤには、コロンビアのロゴステッカーを貼付。さらにコロンビア誕生の地、オレゴン州最高峰のフッド山をあしらったグラフィックステッカーをサイドに配した。

また、フロントアンダープロテクターやリヤアンダープロテクター、サイドシルプロテクターをブラックに加飾したディーラーオプションアイテムの「ブラックスタイルパッケージ」を最初から標準装備し、外観からも特別な1台であることをアピールする。

キックス コロンビアエディションの価格は297万円(消費税込)。限定わずか500台のみの発売となっている。気になる方は販売店に急いだほうがよさそうだ。

放射冷却技術を用いた純正カーサイドタープなども同時に発売開始

「Radi-Cool(ラディクール)」を採用した純正アクセサリー「カーサイドタープ」

今回のコロンビアとのコラボとは別に、日産ではさらにアウトドアユーザーにも注目の「Radi-Cool(ラディクール)」を採用した純正アクセサリーを2021年11月2日より、まず「キックス」向けに販売開始した。

ラディクールジャパンが開発した素材Radi-Cool(以下、ラディクール)は、環境負荷が少なく、省エネ効果を高めて、ゼロエネルギーで物体を冷却する世界初の「放射冷却メタマテリアル技術」を採用する。

物体表層の材料組成と、そのミクロ構造を調整することで、物体からの電磁波放射を、大気にほとんど吸収されることのない領域である「大気の窓」と呼ばれる波長帯(8μm~13μm)に集約させ、地球の熱を宇宙空間へ放出させることのできるという先端技術だ。

「ハーフボディカバー」, 「サンシェード」
「ハーフボディカバー」, 「サンシェード」

日産はラディクールジャパンと自動車用放射冷却部品の共同開発契約を2021年10月に締結。研究開発を開始するとともに、商品化第一弾として今回「サンシェード」「カーサイドタープ」「ハーフボディカバー」を設定した。一般的な製品と比べ、タープ内や車室内の気温上昇を抑制するという。価格は「カーサイドタープ」3万9600円(消費税込)。夏の暑い陽ざしに有効な対策として、アウトドアなどでの活躍が大いに期待出来そうだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:NISSAN]

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