三浦半島の「漁具」 横須賀で期間限定公開 国の重要文化財も

木造船や竹で編んだいけすなど貴重な漁労用具が公開されている=横須賀市深田台の市自然・人文博物館

 横須賀市自然・人文博物館(神奈川県横須賀市深田台)が所蔵し、国の重要有形民俗文化財に指定されている「三浦半島の漁労用具」の公開が3日、始まった。専用収蔵庫に保管されている大型木造船や竹製いけすなど、三浦半島の漁村で使われていた貴重な漁具が7日までの期間限定で見学できる。

 三浦半島近海には黒潮に乗って多くの魚が北上する。沿岸には砂浜もあれば磯もあり、それらに適応した多様な漁具が発達してきた。今回公開している漁労用具のうち2603点は1970年ごろまでに収集したもので、全国的にも貴重なため、国の重要文化財になっている。

 午前9時半~午後4時。入場無料。

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