「やまぐち街なか大学」が後期受講生を募集中 新たに2講座と特別講座加わる

▲「つむぎプロジェクト」受講の様子(2020年12月)

 「やまぐち街なか大学」(廣中平祐名誉学長)は、「I(いつでも)、D(だれでも)、O(大いに)、M(学べる)」をコンセプトに、市民が持ち寄ったテーマを自分たちの力で学ぶ“市民手作りの大学”として2001年11月に開設された。11月、2021年後期講座が開講。6月から始まった前期講座に2講座が加わり、現在受講者を募集している。途中からの受講も可能で、一部を除き受講は無料。カリキュラムは、①ゼミ②研究会③講座④イベントの4ジャンルで、テーマ(内容)・次回開催日時・会場は次の通り。

 ①=「まちの未来・イメージ工房」(小磯修二著「地方の論理」をテキストに山口の未来を考える)・11月~(日程は申込者に連絡)午後2時~3時半・小郡地域交流センター(山口市小郡下郷)他

 ②=「街づくりの森~夢を実現するための仲間づくりの場」(住み良い地域づくりへの思いを持っている人、企業、団体のサロン)・11月9日(火)午後6時半~8時・山口県民活動支援センター(山口市神田町1)▽「家族学研究会」(良い子育てのできる良い家族とは? 子育ての悩みを皆で考える)・11月~(日程は申込者に連絡)午後2時~5時半・大殿地域交流センター(山口市大殿大路)▽「子どもの権利条約の学び」(「子どもの権利条約」の読書会やワークショップなど)・11月27日(土)午後1時~3時・山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)▽「シベリア・シリーズ研究会[シベ研]」(香月泰男の〈シベリア・シリーズ〉に込められた思いを読み解く)・11月28日(日)午前10時半~正午・山口ふるさと伝承総合センター

 ③=「永遠について(新講座)」(大阪大学名誉教授・山口大学時間学研究所客員教授の上野修さんを講師に迎え、永遠について“本気で”考える)・11月13日(土)午後2時~3時半・ウェブ会議システム「Zoom」を使ってオンライン開催▽「ホロコーストを知る第9期~追悼地図を考える(新講座)」(ホロコーストに関連する場所、同時期の国内外の追悼碑などの場所を寄せ集め、地図の試作にチャレンジする)・11月13日(土)午後2時~4時・山口ふるさと伝承総合センター▽「森の学校~教室が森、森が教室」(季節の薬膳料理を作って味わう)・12月4日(土)午前10時~午後1時・大殿地域交流センター他▽「クラフトで山口の地域をつなぐ『つむぎプロジェクト』~蛍かご・ヒンメリ・稲わら細工トイトイ・しめ縄」(手仕事で地域・世代をこえて楽しく交流)・11月11日(木)午前10時~正午・山口ふるさと伝承総合センター▽「YICA(イッカ)アート講座」(山口現代芸術研究所の活動や所属するアーティストによる作品をプレゼンテーションや対談形式で紹介)・12月12日(日)午後2時~4時・山口市菜香亭(山口市天花1))

 ④=「まちの音楽室」(名曲・名演のCDコンサート)・「第九の夕べ」12月18日(土)午後7時~9時10分・山口市菜香亭▽「こどもとアート」(7歳前後の子どもとその保護者を対象としたアートを通した遊びと学び)・11月13日(土)午前10時半~正午・きらら浜自然観察公園(山口市阿知須)▽「VR体験講座」・要望に応じてイベント機材とともに訪問。

 また、防長史談会山口支部長の松前了嗣さんが講師を務める「連続特別講座」が全4回で開催される。1回目は12月25日(土)午後1時半から3時半までで、会場は山口ふるさと伝承総合センター。講座名は、2020年2月から本紙で連載を続けている「幕末維新れきし散歩」で、史跡などを紹介。会場の定員は50人だが、当日はYouTubeによるライブ配信も行われる。

 最新情報や詳細は、ウェブサイト(http://www.idom.jp/)を参照のこと。新型コロナウイルス感染拡大防止や受講生の希望によって、内容・日時・場所が変更になる場合もある。申し込み・問い合わせは、同事務局(TEL080-5238-3398)へ。

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