【東京五輪】スポクラ銀・野中生萌「本当に奇跡」 銅・野口啓代さん「競技普及に尽力」

野口啓代さん(左)と野中生萌(東スポWeb)

日本山岳・スポーツクライミング協会は5日、都内で「JMSCA東京2020大会表彰式」を開催。今夏の東京五輪に出場した選手やスタッフの活躍を称える表彰を行った。

女子で銀メダルに輝いた野中生萌(XFLAG)には報奨金200万円、銅メダルを獲得して現役引退した野口啓代さんには同100万円が贈呈され、2人は揃って檀上に登場。笑顔でツーショット撮影に応えた。

野中は「五輪前はコロナ感染拡大により開催が危ぶまれる時期もあったり、練習も不安でなかなかできない時期がありましたが、無事に大会が開催され、このような結果を残せたことは本当に奇跡だと思っています」と喜んだ。さらに「東京五輪でメダルを勝ち取ったからこそ、次も取りたいという思いが出てきています」と2024年パリ五輪への野望も口にした。

一方、現役生活に区切りをつけた野口さんは「今回は五輪の表彰でしたが、私の競技人生20年間のサポートをしてくださったJMSCAの皆さんに感謝しています。選手としては引退しましたが、これからもクライミングの普及に尽力していきたいと思っています」と語った。今後は子供たちを五輪の舞台に導く指導者として第2の人生を歩む。

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