第一建設工業株式会社(新潟市中央区)が2022年3月期第2四半期業績を発表、前年同期の大型工事の反動減で減収減益に

第一建設工業本社(新潟市中央区)

第一建設工業株式会社(新潟市中央区)は4日、2022年3月期第2四半期の業績を発表した。売上高195億6,093万8,000円(前年同期比22.2%減)、営業利益11億4,864万4,000円(同60.9%減)、経常利益15億5,531万1,000円(同49.5%減)、四半期純利益12億8,329万6,000円(同38.5%減)で減収減益となった。

コロナ禍の中で建設業界は、公共建設投資では政府の経済対策などにより底堅く推移し、民間建設投資は持ち直しの動きが見られるものの、受注競争が一段と厳しい状況となっており、採算性の低下が危惧されているという。

こうした中、同社の当期受注高は、前年同期に受注した大型工事の反動などにより、前年同期比16.8%減の221億8,200万円となり、建設事業売上高は前年同期比22.6%減の191億6,500万円となった。

また、不動産事業売上高は賃貸用不動産の売上高の増加により、前年同期比3.0%増の3億9,500万円となった。この結果、売上高合計は前年同期比22.2%減となった。

なお、新型コロナウイルス感染症に伴う影響については、一部の工事案件の中止や延期など受注状況に影響が出ているという。

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