串間活性化へアイデア 中学生40人が市に提言

「くしま未来会議」で地域活性化策を提言する串間中の生徒たち

 串間市・串間中(平田史士(ふみお)校長、384人)の3年生が市に政策を提言する「くしま未来会議」(市教委主催)は4日、市議会本会議場であった。代表の5グループ約40人が登壇し、地域活性化策などに関するアイデアを披露した。
 生徒たちは「まちづくり」「医療」など五つのテーマで提言し、議事進行役も務めた。
 川崎彩葉(いろは)さん(15)のグループは、同市の仲町商店街のにぎわい創出策を提案。「くしまアオイファーム」などさまざまな業者が運営するキッチンカーを商店街に呼び込み、若い世代が気軽に立ち寄れる場所にするアイデアを紹介した。
 他のグループからは、人口減少に歯止めをかけるための大学誘致や、市内の医療情報が分かるスマートフォンアプリ制作などの提言があった。
 川崎さんは「議場の雰囲気に緊張したが、とてもいい経験ができた。ぜひ提言を実現してもらいたい」。生徒たちのアイデアに聞き入った島田俊光市長は「串間の将来について考えた素晴らしい提言ばかり。今後の政策に取り入れたい」と述べた。

© 株式会社宮崎日日新聞社