(株)リンコーコーポレーション(新潟市中央区)が連結子会社の吸収合併を決議、債権放棄も実施へ

株式会社リンコーコーポレーション(新潟市中央区)は5日、同日開催の取締役会で、同社の連結完全子会社である丸肥運送倉庫株式会社(新潟市北区)が、同じく同社の連結完全子会社である新光港運株式会社(新潟市東区)を吸収合併することを決議したと発表した。丸肥運送倉庫を存続会社とする吸収合併で、新光港運は解散する。合併期日は2022年4月1日の予定。

リンコーコーポレーショングループは、主力の運輸部門を中心に定期的に利益確保できる経営基盤の確立を目指し、事業再編を進めており、その一環として、この度、貨物自動車運送事業・倉庫業に強みのある丸肥運送倉庫と港湾運送事業に強みのある新光港運を合併することを決定した。この合併により、リンコーコーポレーショングループ内の荷役作業、倉庫作業の効率を上げるとともに運送事業の強化を図り、グループのさらなるシナジー効果の創出を目指すとしている。

また、同日、同日開催の取締役会で、リンコーコーポレーションの連結子会社である株式会社ワイ・エス・トレーディング(横浜市中区)を吸収合併するとともに、同合併にあたり、ワイ・エス・トレーディングに対して有する債権の一部を放棄することを併せて決議したと発表した。

ワイ・エス・トレーディングは、横浜港で主に通関業を営んでいる一方、リンコーコーポレーションは東京都港区に東京支社を構え、関東エリアを中心とした営業活動を展開している。このたび、横浜港の通関拠点を継承し、東京支社と連携することで、京浜港において迅速かつ確実な通関・物流サービスを提供することを目的として、ワイ・エス・トレーディングを吸収合併することとしたという。
リンコーコーポレーションを存続会社とする吸収合併で、ワイ・エス・トレーディングは解散する。なお、ワイ・エス・トレーディングは現在債務超過に陥っているが、同合併に先立ち、リンコーコーポレーションがワイ・エス・トレーディングに対して有する債権を放棄することにより債務超過を解消した後に合併を行う予定で、短期貸付金2,500万円(見込み)を債権放棄する。実施日は2022年1月31日。

【関連サイト】
リンコーコーポレーションサイト内 グループ会社

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