NHK佐賀開局80周年、はなわがキャンペーンソング制作! 記念オーディオドラマに朝夏まなとが主演

12月28日に開局80周年を迎えるNHK佐賀放送局は10月27日、4月から展開中の「つながろう、もっと、ギュッと」キャンペーンの歌とオーディオドラマを制作すると発表した。

キャンペーンソングは、新型コロナの感染拡大や豪雨災害に見舞われた県民へ少しでも元気になってもらいたいと制作を決定。NHK総合「月刊発見佐賀! 食べごろギュッとくん」(月1回程度放送、佐賀ローカル)にレギュラー出演中のはなわが作詞作曲を手掛け、自ら歌う。現在、創作中で、12月10日にNHK総合にて放送の開局記念特番「ニュースただいま佐賀『つながろう、もっと、ギュッとスペシャル』」(午後6:10、佐賀ローカル)内のライブにて披露される予定だ。

はなわは「このたび、『つながろう、もっと、ギュッと』キャンペーンソングを作ることになったはなわです。今年はコロナ禍にもかかわらず、再び豪雨災害にも見舞われ、佐賀の皆さんがふさぎがちな気持ちでいるのではと心配しております」と県民を気遣う。続けて「歌を通して、皆さんに少しでも元気を与えたい! そんな思いで今、創作に取り組んでおります。果たして、どんな曲ができるのか、正直、私にもまだ分かりませんが、きっと皆さんを笑顔にする歌になると確信しております! ぜひ楽しみに待っていてください」と意気込んでいる。

12月10日午後7:30からは「月刊発見佐賀! 食べごろギュッとくん増刊号『はなわ&ナイツ塙 最後の!?兄弟旅行』」も編成。キャンペーンソングを作るため、はなわが実弟のナイツ・塙宣之と佐賀の魅力を再発見する旅へ。その珍道中と、創作の舞台裏を伝える。2人が佐賀で共演するのは、同局の70周年記念地域ドラマ「あのひとあの日」以来10年ぶり。2人で佐賀を旅するのは初めてという。

一方、オーディオドラマのタイトルは「ミシンの音色をもう一度」。12月11日のNHK FM「FMシアター」(土曜午後10:00)で全国放送される。モチーフとなったのは「遺品」のリメークが話題の、佐賀県基山町に実在する洋裁店。その舞台設定を同県唐津市に変え、ミシンを通して亡き人たちと交流する、ちょっと不思議で笑いのあふれる物語に仕上げた。主演は、元宝塚歌劇団宙組トップスターで佐賀市出身の朝夏まなと。同じく佐賀市出身の松尾れい子、福岡市出身の山崎銀之丞が共演する。さらに、オーディションを勝ち抜いた佐賀県在住の現役高校生4人も出演。等身大の高校生役と28歳の“キーパーソン”などを演じる。

朝夏は「佐賀が舞台のお話と伺って、佐賀出身者として携わることができて幸せです! 唐津は幼い頃から何度も訪れたことがある場所。自分の記憶をたどり、膨らませて演じたいと思います。聞いてくださる方にも、出てくる名所やキャラクターを思い浮かべて自由に感じていただけるとうれしいですし、ベテランの先輩方、佐賀の若き未来ある皆さんとご一緒できるこの時間を大切に、少しファンタジーで心温まるすてきな話をお届けします。お楽しみいただけますように!」と地元のドラマ出演を喜んでいる。

収録はNHK福岡放送局にて。新型コロナウイルス感染拡大防止対策を取ったうえで、大きなスタジオにマイクをいくつか立て、互いの顔が見える状態で芝居が行われる。手紙や電話のシーンは特殊なブースを用意するなど、オーディオドラマならではの手法を採用。舞台設定のほか、方言を話すキャラクターの登場、料理や町並みが浮かぶような描写などで佐賀の魅力をふんだんに詰め込んでいく。

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