【パCS】楽天 痛恨サヨナラで崖っぷち…石井監督「2つ勝つことがどっちみち当初の目標」  

8回に同点弾を浴びた楽天・松井(東スポWeb)

逃げ切れなかった。楽天が6日、ロッテとのCSファーストステージ初戦(ZOZOマリン)で4―5とサヨナラ負け。先勝を許し、王手をかけられた。

チームは2点を追う7回二死満塁から島内が走者一掃となる適時二塁打で一時逆転に成功。しかし、1点リードの8回からマウンドに上がった5番手・松井が二死からエチュバリアに甘く高めに浮いた直球をとらえられ、同点ソロを被弾。右太ももを痛めて戦線を離脱していた左腕は約2か月ぶりの登板復帰だったが「どうもこうもないです。結果が出ていないので関係ないです」とさすがに言葉少なだった。

そして同点のまま9回裏を迎え、宋家豪が一死二塁から代打・佐藤都にサヨナラ打を浴びてジ・エンド。試合後の石井監督は「最後の8、9回のところが踏ん張り切れなかったというところだが、しょうがない。切り替えてやるしかない」と振り返り、痛恨の一発を浴びた松井について「今後も終盤で起用するか」と問われると「もちろん。いかない理由はない」と言い切った。

最後に指揮官は「引き分けとか別にウチのチームは関係ない。あと2つ勝つことがどっちみち当初からの目標。明日から2つ勝てるように頑張れればと思う」ともコメント。自らに言い聞かせるように前向きな言葉で締めていた。

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