【セCS】巨人・原監督 試合後〝ヘッスラ禁止令〟のナゼ 4番・丸は気迫見せたが…

丸は気迫のヘッスラを見せたが…(東スポWeb)

クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦・阪神―巨人戦(6日、甲子園)は巨人が4―0で初戦を制した。試合後、原辰徳監督(63)は「先手を取れたというところが非常に大きかったと思います」とうなずいた。

快勝でも締めるところはきっちり締める。先制の口火となった5回、代役4番・丸の一塁ヘッスラに「気持ちというか本能というかね、そういったものがああいうプレーに出るのかな」とほめた一方で、「しかしやっぱり一塁へのヘッドスライディングは気をつけてくれと、まあそこは反省の中でね、ミーティングで選手には終わったら伝えようと思います」とキッパリ。ケガ防止の観点から改めて〝禁止〟する意向を示した。

投げては先発のエース菅野が7回無失点の力投。「今日は非常にいい投球、見ていてもね、非常にこう切れ味鋭いというかね、いい投球をしてくれたと思います」と目を細めた。

左わき腹痛による「不動の4番」岡本和欠場のピンチをナイン一丸で救った。「(岡本和は)明日になってみないと分からないしね、うん。まあしかし、少しずつ良くなっているのは事実じゃないでしょうか」と順調に回復しているという。

あと1勝でCSファイナルに進出にも「いやいやもう、一戦一戦という中でね。先勝できたということはありますけれど、また明日は新たなスタートでね、戦っていきます」と百戦錬磨の指揮官に油断はなかった。

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