【セCS】巨人・吉川が感謝 先制適時打を呼んだ阿部作戦コーチの一言とは

5回に貴重な先制打を放った巨人・吉川(東スポWeb)

巨人・吉川尚輝内野手(26)が、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦(6日、甲子園)に「7番二塁」で出場。5回一死一、三塁の場面で先制の適時中前打を放った。

今季2戦を戦い無得点に抑えられていた虎先発・高橋からの貴重な一打に「丸さんが先頭で出て、皆さんがつないだチャンスだったので、何とかという気持ちで打席に入りました」と振り返った。

実は打席に入る直前、阿部作戦コーチから、こう強く耳打ちされた。「『思い切っていけ』という言葉をいただいたので。何とか結果的にタイムリーになったので良かったかなと思う」。鬼軍曹のひと押しがバットに乗り移った。

二塁での守備力を重視し、左腕・高橋にあえて左の吉川を起用した原監督も「見事な打撃でしたね」と先制打を評した。好守で投手陣を盛り立てた背番号29は「(岡本)和真の穴というを埋めるのはすごく難しいですけど、全員で一丸となって臨んでいきたいなと思う」と次戦を見据えた。

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