自身初ポール獲得の名取鉄平「獲れる自信が100%あった」【第7戦GT300予選会見】

 ツインリンクもてぎで開催されている2021スーパーGT第7戦『MOTEGI GT 300km RACE』。11月6日の午後に行われたGT300クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得した18号車UPGARAGE NSX GT3の小林崇志と名取鉄平が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。

小林崇志

Q1担当/ベストタイム:1分46秒905

「2019年からホンダ(NSX GT3)になったのですけど、なかなか結果が残せないというところで、NSXも3年目なのですが、本当になかなか結果が残せないなかで、ようやくひとつのポールポジションという結果を残せたことは本当にうれしいです」

「ここまで結果が出ないなかでもずっと頑張ってくれたチーム、石田(誠監督)さんも本当に頑張って、僕らが気持ちよく走れるような環境を作っていただきました。メカニックも、本当にいろいろとトラブルも出ていたのですが、そういったなかでもめげずに頑張って、いいクルマを作ろうとチーム全員が頑張ってくれていたので、そういう意味でこの結果は本当にうれしいです」

「Q1は公式練習で使っていないタイヤで予選に挑みました。正直セットアップなども分からないなかで、結構出たとこ勝負な部分があり、そのなかで僕はタイヤも温まらなかったなどもあり、うまくまとめきれませんでした」

「ですが、なんとかQ1を通過することができました。こういったところも以前のTEAM UPGARAGEだと、うまくドンピシャじゃないとQ1を通過できないという状況だったのですが、うまくいっていない、完璧な状況でなくてもQ1を通過することができたというところはチームの成長を感じます」

「(Q2の)名取選手にバトンを繋ぐことができ、短い時間ですがチームもうまくクルマをアジャストしてくれました。名取選手も素晴らしい走りをしてくれて、結果ポールポジションという成績を残せたので本当にうれしいです。みなさんに感謝しています」

2021スーパーGT第7戦もてぎ 小林崇志(UPGARAGE NSX GT3)

名取鉄平

Q2担当/ベストタイム:1分45秒654

「本当に気持ち的にも最高です。本当にチームがここまで、鈴鹿でひっくり返ったり(第3戦のウォームアップ走行でのクラッシュ)など、そういった苦しい時期もあったのですが、チームで協力し合い辛い時期も乗り越え、みんなでいい結果を残せたということは、いいチームワークでレースができている証拠なので本当に感謝したいです」

「Q2自体はポールポジションを獲れる自信が100%あったのですが、1アタック目のビクトリーコーナーでミスをしてしまい、まとめきれなかったのは僕の爪の甘さだなと思っています。全部を(ベストで)繋げられたら1分45秒4くらいは見えていたので、そこは自分のドライビングに悔いが残ります」

「ただ、大事なのは明日です。決勝で結果を残すことを重視し、まだランキング上位に食い込めるポテンシャルはあると思っているので、小林選手、そしてチームと協力していいレースがしたいです」

2021スーパーGT第7戦もてぎ GT300クラスのポールポジションを獲得した小林崇志/石田誠監督/名取鉄平(UPGARAGE NSX GT3)

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