【新日本】KENTA 棚橋破りUS王座奪取「CMパンク! お前を眠らせる用意はできているぞ」

go2sleepで棚橋(左)を仕留めたKENTA

新日本プロレスの6日・大阪大会で行われたIWGP・USヘビー級選手権は挑戦者のKENTA(40)が棚橋弘至(44)を撃破し、第11代王者に輝いた。

場外に設置したテーブル上へのハイフライフローを浴びて大ダメージを追ったKENTAは、リングに戻るとスリングブレイドからハイフライアタックを浴びる。絶体絶命のピンチに陥りながらも、ハイフライフローにはヒザを突き立てて決定打を許さない。GAME OVER、ブサイクへの膝蹴りで反撃に転じていった。

2度にわたるgo2sleeはドラゴンスクリュー、カウンターのスリングブレイドで切り返されてしまう。それでもスリングブレイドを狙って走り込んできた棚橋を捕まえると、マットを外して金具がむき出しになったコーナーに叩きつける。最後はついにgo2sleepをさく裂させて3カウントを奪った。

ベルトを持ち逃げするなどなにかと騒ぎを起こしながらも、晴れて正当なUS王者となったKENTAは英語で「俺が初めて新日本のリングに立った2019年、俺の実力を見せてやるって言っただろ。それから2年が経ってようやく有言実行だ」と勝ち誇った。

さらに「現実的には厳しいかもしれないけど、俺はいつもファンを楽しませたいと思ってるから…だから望みをかけて…オイ、CMパンク! 俺はすでにお前を眠らせる用意はできているぞ。俺がIWGP・ISヘビー級王者だ」と、現AEWの「ベスト・イン・ザ・ワールド」に宣戦布告していた。

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