スポーツメーカー大手の「ナイキ」がフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(22)のスペイン1部レアル・マドリード移籍を大歓迎していると、スペインメディア「DonDiario」が伝えている。
ナイキはPSGとスポンサー契約を結び、ユニホームなどを提供するとともに、エムバペとは個人契約し、スパイクなどを支援している。ところが、来夏にはアディダスと契約するRマドリード入りが確実となっており、ナイキとすれば、セットでのPRができなくなるため、マイナスになるはずだが、同メディアは「ナイキはエムバペがアディダスを着ても喜んでいる」という。
かつてRマドリードに所属していたポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(現マンチェスター・ユナイテッド)はナイキと契約している中、同クラブで世界的な人気を誇ったように、エムバペも世界屈指の知名度がある人気クラブ入りすることでスーパースターの仲間入りを果たせるとみているためだ。
同メディアは「Rマドリード入りした場合、エムバぺの広告契約の価格は大きく変わる。ナイキはエムバペが販売に大きな影響を与えることを知っている。Rマドリードは多くのユニホーム販売するが、エムバペも新しいモデルのスパイクやナイキのウエアコレクションがあることを忘れてはならない」と報じた。
エムバペがPSGよりもPR効果の高いRマドリードで活躍すれば、個人契約を結ぶナイキのエムバペモデルのスパイクやチーム活動以外で着用するウエアなど関連商品の売り上げアップが見込めるわけだが、果たしてC・ロナウドに匹敵する存在になれるだろうか。