COP26で化石賞の日本に関口宏「世界では評価されていない」

関口宏(東スポWeb)

COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)で、温暖化対策に消極的な国に送られる「化石賞」を受賞した日本に対し、TBS系「サンデーモーニング」で厳しい声が相次いだ。

この日は英・グラスゴーで1日から開催されたCOP26をトップニュースで紹介。〝環境少女〟ことスウェーデンの活動家・グレタ・トゥンベリ(18)さんは「地球からの搾取をやめろ!」、「COP26は失敗だ!」などと厳しい声を上げれば、日本の学生組織もグラスゴーで岸田文雄首相に直接手紙を手渡そうとして警備の人たちに阻止される場面が放送された。

これに司会の関口宏は「若者の力が注目されてるけど、若者だけの問題じゃない。おじさんおばさんも注目している。だけど、化石賞をもらっちゃったということで、日本は世界では評価されてない」とバッサリ。ジャーナリストの松原耕二氏も「日本は石炭火力に固執していて、温暖化対策に消極的だと見られるのはしょうがない」と、不名誉な化石賞受賞もやむなしの姿勢を示した。

一方で評論家の寺島実郎氏は「化石賞の受賞、日本人は苦笑いしているけど、日本はこの20年間で1次エネルギーの需要と供給が約2割減って、温室効果ガスについてもGDP3位でありながら温室効果ガスの排出量が6位とか7位と努力している。つまり、先進国のなかでは際立った努力してる」と主張。そのうえで温室効果ガス排出量を抑える技術で世界に貢献すべきだと訴えた。

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