「FA市場17個の大胆予想」 左腕・レイはエンゼルスと契約?

ブレーブスが26年ぶりにワールドシリーズを制し、バスター・ポージー(ジャイアンツ)の電撃引退で幕を開けた2021年のオフシーズン。労使交渉のもつれによるロックダウンも噂されるなか、FA市場の動きが本格的にスタートしようとしている。メジャーリーグ公式サイトではアンソニー・カストロビンス記者が「FA市場17個の大胆予想」と題し、主要なFA選手の移籍先を予想した特集記事を公開。ア・リーグのサイ・ヤング賞候補に挙げられるロビー・レイはエンゼルスとの契約が予想されている。

現在30歳のレイは、今季ブルージェイズで32試合に先発してリーグ最多の193回1/3を投げ、13勝7敗、防御率2.84、248奪三振の好成績をマーク。最優秀防御率と最多奪三振の二冠に輝いた。ダイヤモンドバックス時代にシーズン200奪三振を3度記録した実績のあるレイだが、与四球と被本塁打の多さが弱点となっており、2020年は防御率6.62、与四球率7.84という大乱調。今季の大活躍だけを見て大型契約をオファーするのはリスクがあり、カストロビンスは「最もそうしたリスクを取る必要があるのは投手を必死に探しているエンゼルスだ」として大胆にもエンゼルス移籍を予想した。

注目の遊撃手市場では、カルロス・コレアが恩師AJ・ヒンチの率いるタイガース、コリー・シーガーが遊撃手補強を重要課題に掲げるヤンキースと契約するとの予想。また、コレアを失ったアストロズはトレバー・ストーリーを獲得すると予想されている。

先発ローテーション5人のうち4人がFAとなったジャイアンツは、将来の殿堂入りが有力視されるマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーを両獲りするとの予想。そのジャイアンツからFAとなったケビン・ゴーズマンはレイの穴埋めとしてブルージェイズ、そのブルージェイズからFAとなったマーカス・セミエンは二塁手補強を目指すマリナーズへ移籍すると予想されている。

カストロビンスによる「FA市場17個の大胆予想」は以下の通り。

【1】タイガースがカルロス・コレアと契約
【2】ヤンキースがコリー・シーガーと契約
【3】ジャイアンツがマックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダーと契約
【4】アストロズがトレバー・ストーリーと契約
【5】レンジャーズがクリス・ブライアントと契約
【6】マリナーズがマーカス・セミエンと契約
【7】ブレーブスがフレディ・フリーマンと再契約
【8】ドジャースがクレイトン・カーショウと再契約
【9】フィリーズがクリス・テイラーと契約
【10】マーリンズがニック・カステヤーノスと契約
【11】ガーディアンズがスターリング・マーテイと契約
【12】メッツがハビアー・バイエズ、マーカス・ストローマン、ノア・シンダーガード、マイケル・コンフォートと再契約
【13】カージナルスがカイル・シュワーバーと契約
【14】エンゼルスがロビー・レイと契約
【15】ブルージェイズがケビン・ゴーズマンと契約
【16】ホワイトソックスがカルロス・ロドンと再契約
【17】ツインズがネルソン・クルーズと契約

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