スペイン1部ビリャレアルの同国代表FWジェレミー・ピノ(19)を巡って、バルセロナとレアル・マドリードの間でガチンコ争奪戦がぼっ発した。
ピノは9月にA代表デビューを果たすと一気に評価を高め、スペインで最も注目される若手ストライカーとなっている。ビリャレアルは昨年12月に2024年6月末まで契約延長したばかりだが早くも再延長の交渉に入っており、違約金は3500万ユーロ(約46億2000万円)から8000万ユーロ(約105億6000万円)にまで高騰する見込みだ。
そうした中、スペインの名門による大争奪戦が始まった。
同国メディア「トードフィチャージェス」は「シャビ監督がいくつかの名前をリストアップしているが、その1つがピノだ。素晴らしいセンセーションであり、代表チームの常連となりつつあるのは事実だ。スペインサッカー界で最も強力なタレントと見なされているため、レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードもすでに大きな関心を示している」と報道。名門再建に乗り出したシャビ新監督がラブコールを送っているほか、永遠のライバルであるRマドリードも以前から獲得に意欲を見せており、優勝争いの常連であるAマドリードも含めて三つ巴の争奪戦が展開されようとしている。
ピノは昨年10月にビリャレアルでトップチームデビューを果たして瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていったが、その際に当時所属していた日本代表MF久保建英(20=マジョルカ)とポジションを争うライバル関係だった。ピノの台頭によって出場機会の減少に拍車がかかった久保は退団を余儀なくされた。
久保と因縁のあるストライカーが超速でスター街道を突っ走っている。