【全日本大学駅伝】2連覇の駒大・大八木監督 箱根でも連覇に意欲「当然勝ちに行く」

駒大の大八木弘明監督

駒大の大八木弘明監督(63)が2年連続2冠へ意欲を見せた。

7日の全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮間、8区間106・8キロ)では、5時間12分58秒で2年連続14度目の優勝。2位の青学大を8秒差で振り切り「みんな一生懸命頑張ってくれた。6、7、8区で前に行く計画を立てていた。5区までの選手たちが本当に一生懸命頑張ってくれた」と感謝の言葉を述べた。

今大会は鈴木芽吹(2年)など、複数の主力を欠いた中での一戦。「経験者が少なかった分、ちょっとどういう形になるかなと。(目標は)3番くらいに落とした方が選手も気楽にやれるかなという気持ちを持っていた」。あくまで3位以内を目標に掲げていたが、7区で区間賞を獲得したエース・田沢廉(3年)、花尾恭輔(2年)らの活躍もあり、2連覇に輝いた。

次なる戦いは箱根駅伝。2年連続の総合優勝へ「故障しているレギュラーメンバーを復帰できるようにしないといけない」と奮起を促した上で「箱根に向けて20キロの距離をしっかり走り込む。これから約2か月間しっかりとした調整やトレーニングをしながら迎えたい。当然箱根は勝ちに行く。連覇しに行く計画を立てながらやっていく」と力強く決意した。

無欲でつかんだ全日本のタイトル。次は箱根の頂点を狙って勝ち取る覚悟だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社