【卓球】世界選手権2冠目指す伊藤美誠に中国メディア「目標高すぎ」

伊藤美誠(東スポWeb)

卓球女子で東京五輪混合ダブルス金を含むメダル3つを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)の〝次なる目標〟が、中国をザワつかせている。

自国開催の大舞台で、伊藤は水谷隼(木下グループ)とともに中国ペアを破った一方でシングルス、団体では中国勢に敗れ、喜びと悔しさを同時に味わった。五輪が閉幕して3か月。3年後のパリ五輪は当然ながら、現在は23日に米ヒューストンで開幕する世界選手権に照準を合わせている。

伊藤は世界選手権でシングルス、ダブルスにエントリー。ダブルスは2019年に銀メダルを獲得した早田ひな(日本生命)とペアを組む。目標はもちろん2種目で優勝すること。五輪で屈した中国勢に借りを返すチャンスでもある。

そうした中、同国メディア「網易」はコラムで伊藤が世界選手権に向けて意気込んでいることを取り上げ「(2冠は)目標が少し高すぎる」との見解を示した。また、現地では伊藤の姿が〝挑発的〟に映っているのか、同コラムでは「ファンは(五輪シングルス準決勝で伊藤を下した)孫穎莎の〝いい仕事〟をとても喜び、称賛した。伊藤は相手を尊重せず、態度が傲慢だ」と指摘した。

敵意むき出しな表現だが、そのコラムでは「伊藤は強敵だが、ファンは彼女を尊敬できない」と主張。完全にライバル視されている伊藤は、世界選手権の舞台で中国勢を破ることができるか。

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