マツダは2021年11月8日(月)、グローバル販売台数の約3分の1を占めるSUVの基幹車種「CX-5」を商品改良し、予約を開始した。発売は12月上旬を予定する。価格(税込)は、267万8500円〜407万5500円。
ライフスタイルに合わせた特別仕様車を追加
商品改良では、SUVらしい力強さと都会的でエレガントな美しさを融合したデザインに仕上げるため、フロントフェイス・フロントグリルのタフさや力強さが感じられる意匠に変更。
前後ライトもライト外形とライトユニットのデザインを変更し、アグレッシブな雰囲気を醸し出すとともにワイド感を強調するデザインに仕上がっている。
さらに、ボディカラーには新たに「ジルコンサンドメタリック」を追加する。
今回の商品改良の目玉は、ライフスタイルに合わせた2車種の特別仕様車「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」と「Field Journey(フィールドジャーニー)」の追加だ。スポーツアピアランスはよりスポーティに都会的なデザインとするため、エクステリアの細部をブラックで引き締めるとともに、フロントグリルには赤のアクセントを効かせた。内装も黒と赤でシックにまとめられている。
SUV人気を支えるアウトドア派にオススメの「フィールドジャーニー」
フィールドジャーニーは専用外装によってよりタフさを強調したアウトドア派向けの仕様だ。エクステリアではシルバー塗装のガーニッシュやブラックのドアミラー、グレーメタリック塗装の17インチアルミホイール、オールシーズンタイヤなどを備える。インテリアはフロントグリルにも用いたライムグリーンを差し色として随所に散りばめた。
日常生活とアウトドアライフの両立を図るモデルとして、オーナーの価値観に合わせた仕様をカタログモデルに設定した。
最上級グレード「Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)」はさらに高級感をアップ
さらに、既存の「Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)」ではボディの細部パーツをボディ同色とし、19インチアルミホイールには高輝度塗装を施し上質さを高めている。さらにインテリアではナッパレザーや本杢を採用するなど、特別感を演出。テイストの異なる2つのグレードを追加した今回のマイナーチェンジ。改良を加えたExclusive Modeグレードとともに、明確に異なる3つのキャラクターが完成した。新型CX-5は、ユーザーの多様な好みに応じて選びやすいモデルへと進化した印象だ。
さらなる人馬一体感！ オフロード走行モードを追加した
新型CX-5では、現行マツダ3から採用している車両構造技術「スカイアクティブアーキテクチャー」の考え方を取り入れた。長時間運転しても疲労感の少ない運動性能を目指し、快適・静粛性を高めている。
走行シーンに応じてスイッチの操作一つで任意に走行モードが切り替えられる「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT(Mi-DRIVE)」を新採用した。従来のドライブセレクションに加えて新たに「OFF-ROAD」モードを追加し、フィールドジャーニーに設定。オンロードからオフロードまでより自然な感覚で運転できることを追求した。
ほかにもSUVらしい機能性を高めるため、荷室のフラット化や防水加工などで使い勝手を向上。フロア下にサブトランクを追加しただけでなく、ハンズフリー機能付きパワーリフトゲートを新設定し、アウトドアだけでなく日常のシーンでも利便性を高めた。
発売は12月からだが、デザイン変更だけでなく、特別仕様車の追加など大きな変化があっただけに注目度は高いだろう。気になっている人はぜひ店舗などでチェックしてみてほしい。
【筆者:MOTA編集部】
