楽天が今季引退するヤクルト・雄平氏の打撃コーチ就任発表 リーグV・オリから佐竹氏も〝補強〟

楽天打撃コーチに就任する雄平氏(東スポWeb)

楽天が8日、来季に向けたコーチ人事を発表した。今季限りで現役を引退するヤクルト・雄平外野手(37)が打撃コーチに、また同じく今季限りでオリックスを退任する外野守備・走塁コーチの佐竹学氏(47)が外野守備走塁コーチに就任することになった。

雄平氏にとって「東北」は第2の故郷だ。東北高時代は〝投打の二刀流〟の逸材として注目を集め、02年のドラフト1巡目でヤクルトへ入団。プロ入り後は7年で通算18勝をマークした後、高校通算36本塁打の長打力を評価され、09年の秋季キャンプから野手へ本格的に転向を果たした。14年には打率3割1分4厘、23本塁打、90打点の好成績を残し、外野手部門のベストナインに輝くなど以降も主軸として活躍。プロ17年間で通算882安打、66本塁打、386打点を記録した。

一方の佐竹氏は1996年のドラフト4位でオリックスへ入団。7年間在籍した後、05年から現役を引退する07年まで楽天でプレーしたOBだ。引退後も楽天で09年まで一軍外野守備・走塁コーチを務めており、13年ぶりの古巣復帰となる。11年から今季までオリックスでコーチを務めていたことから、猛牛軍団をリーグVへと導いた手腕が古巣・東北の地でも期待される。

この日は一軍打撃コーチを務めた鉄平氏(38)、育成捕手コーチを務めた野村克則氏(48)が、本人の申し出により退団することも楽天側から発表された。

© 株式会社東京スポーツ新聞社