廃油キャンドル 幻想的 串間でエコイベント

多くの市民でにぎわった「第18回キャンドルナイトinくしま」

 「第18回キャンドルナイトinくしま」(実行委主催)は3日、串間市の旧吉松家住宅前市民広場であった。廃油で作ったエコキャンドル約千個が会場を照らし、家族連れらが幻想的な雰囲気を楽しんだ。
 市民に環境問題について考えてもらおうと毎年開催。広場の階段や通路には、水を入れたペットボトルに浮かべたキャンドル、竹灯籠が並び、午後5時半にスタッフが一斉に点火。日が落ちると暗闇の中に温かなともしびが浮かび上がり、来場者は写真撮影するなどしながら、ゆったりとした時間を過ごしていた。
 初めて訪れた本城小5年、河野匠真君(11)は「キャンドルの明かりがとてもきれいだった。環境について考えるいい機会になった」と話した。
 同イベントは例年、市総合運動公園で行っているが、新型コロナウイルス感染予防のため昨年に続き会場を変更。規模を縮小して実施した。

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