医療関係者がワクチン誤接種 3回目開始時期を誤認 長崎の集団会場

 長崎市は8日、新型コロナウイルスワクチンの市内の集団接種会場で7日、従事していた医療関係者1人が、余って廃棄予定だったワクチンで3回目の接種を受けたと発表した。本人は「既に3回目の接種が始まったと誤認していた」と反省しているという。
 市によると、会場では予約者のキャンセルが出て1回分のワクチンが余り、接種できる人を探していた。対象者が見つからず、廃棄する見通しとなった際に医療関係者が申し出た。「3回目」と説明したため、会場責任者が市に問い合わせをしている最中に、会場の看護師が打った。
 医療関係者に現段階で体調不良はないという。市は会場での情報共有などを図り、再発防止に努める方針。


© 株式会社長崎新聞社