2022年1月14日より劇場公開される、来年度（2022年度）のアカデミー賞国際長編映画賞のドイツ代表に選ばれた映画「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」の、本予告とポスターが公開された。
公開された本予告は、特別な実験の被験者として参加した研究者のアルマが、彼女の理想のパートナーとしてのあらゆるデータがインプットされた＜アンドロイドのトム＞と暮らし始めるシーンから始まる。気乗りしないままトムを自宅に連れ帰ったアルマ。不安は的中し、「君の瞳に吸い込まれそうだ」と甘い言葉をささやき、完璧に家事をこなし、「息抜きして、働きすぎは良くない」と優しい言葉をかける“完璧な彼”に、アルマは調子が狂ってしまう。
距離を取ろうとするアルマだったが、トムはその後も変わらず “アルマを幸せにすること”というただひとつのミッションを成功させるため、献身的な努力を続ける。やがて、トムと過ごす時間が増えるうちに、孤独や愛について“人間以上に人間らしい”言葉を発するトムに気づいたアルマは、「あなたを人間だと思ってもいい？」「あなたがいないとただの人生なの」と、やがて自身の心を開いていく。そんなアルマにトムは、「それを愛と言うのでは？」と語る。最後には、アンドロイドのトムがショートする様子も捉えられている。
あわせて公開されたポスターは、アルマの横にピッタリと寄り添うトムの姿と、無数に連なるトムの姿が切り取られている。
「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」は、AIアンドロイドと女性のラブロマンスを描いた作品。ロマンスを描きながら、アルゴリズムによる居心地の良さに人間が溺れることについて、問いを投げかける作品となっている。アンドロイドのトムを演じるのは、「美女と野獣」「ダウントン・アビー」などのダン・スティーヴンス。アルマ役は、「ヒトラーを欺いた黄色い星」などのマレン・エッゲルトが演じる。複雑な現代女性アルマを繊細に演じ、第71回ベルリン国際映画祭で演技部門最高賞（銀熊賞）を受賞した。監督は、「アンオーソドックス」のマリア・シュラーダーが務めている。
【作品情報】
アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド
2022年1月14日(金）新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
配給：アルバトロス・フィルム
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