妙高市成人式が7日、同市文化ホールで行われた。新型コロナウイルスの影響で延期となっていた昨年度の式が午前に、本年度の式が午後に行われた。新成人は旧友との再会を喜ぶとともに、感謝の気持ちや大人の自覚を強くしていた。
同市の成人式は例年、お盆の時期に実施されていた。希望者へのコロナワクチン2回接種が市内で終わったことや降雪前であることから、この時期が選ばれた。
対象者は昨年度395人、本年度357人。そのうち昨年度の74人、本年度の102人が式に出席した。
ワクチン2回の接種済証か、2日以降に受けたPCR検査の陰性証明を出席者に提示してもらった。
昨年度の成人式は午前11時から行われ、入村明市長は式辞で「挑戦と失敗、努力の積み重ねは財産になる」と述べた。新成人代表の大谷泰雅さん(22、神奈川県)は「感謝すべき人は数え切れない」と述べ、「責任ある行動と優しい心を持って社会に貢献していきたい」と力を込めた。
企画実行委員会が作ったスライドショーでは、新成人の抱負が字幕で紹介された。
出席した須山綺女さん(22、妙高市)は「みんなに久しぶりに会えて、うれしかった。式があって、やっと成人になれた気がする。周りを助けられる人になりたい」と話していた。
成人式はオンライン配信も行った。