プロデビューした横浜M・角田 「活躍したい気持ち、強くなった」

プロデビューしたJ1横浜Mの角田

 J1横浜Mでプロデビューを飾ったDF角田涼太朗(22)が9日の練習後、オンライン取材に応じ、「観客の前でプレーするのがサッカー選手の醍醐味(だいごみ)。試合に出て活躍したい気持ちがもっと強くなった」と終盤戦への意気込みを語った。

 6日のFC東京戦で後半23分から出場。チアゴマルチンスとコンビを組み、落ち着いたプレーで8―0の大勝に貢献した。特別指定選手として昨年10月の大分戦に出場しているが、ことし7月のプロ契約後は初めての公式戦。「サッカーが楽しかったし、ここまですごく苦しい時間が多かった分、こみ上げてくるものがあった」と振り返った。

 高校2年の妹・楓佳が女子プロサッカー「WEリーグ」の三菱重工浦和で同じくデビューし、刺激を受けているという。

 「小さい頃から自分に付いてきて男子相手にサッカーをやっていたので負けん気も強い。チームは違うけれど同じトップリーグで2人で上に行ければ」

 今季は残り3試合。畠中が負傷離脱中で、再び出場機会が巡ってくる可能性がある。「激しく、厳しい競争が待っているが、自信がなかったらここには来ていない。練習からもっと自分の持ち味を出してチームの勝利に貢献できれば」と決意を込めた。(木田 亜紀彦)

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