中国紙「韓国の尿素不足は自業自得、中国と何の関係があるのか?」「日本の輸出規制に学ばず」

中国メディアも韓国の「尿素パニック」について批判的な報道をしている。韓国は尿素の輸入をほぼ全量(98%)を中国に依存しているが、中国の輸出規制により尿素が不足。尿素から作られる尿素水も品薄となり、これを必要とするディーゼル車の運行に支障が出て大混乱の様相を呈している。

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そのようななか、中国国営の成都テレビが運営するインターネットメディア「神鳥知訊」は9日、「(韓国は)石油化学産業強国であり尿素を生産する能力がないわけではない」とし、「韓国政府は財閥に有利な経済政策を採択し、経済的利益がない分野については消極的だ」と指摘した。

続けて「国家経済および国民生活に関連する重要な戦略資源を自給自足したり、備蓄体制を構築したりしていない」とし「韓国が特定分野の危機を経験するのは自業自得であり、中国と何の関係があるのか」と批判的な報道を行った。韓国各紙もこれを報じた。

同メディアは、日本の輸出規制によって生じた「半導体危機」についても取り上げ、過去の教訓を正しく学んでいないとの主張も展開した。

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「観察者網」は、尿素水の品薄状況を克服するために中国に助けを要請しなければならないという韓国内世論が高まっていると伝えた。また文在寅(ムン・ジェイン)大統領が外交力を動員して物量確保に総力を傾けるとの発言したことや、与党の次期大統領候補である李在明京畿道知事が中国に特使団を派遣してでも対策を講じようと述べたことなどを伝えた。

韓国では品薄の尿素水をめぐって、窃盗や詐欺事件なども相次いでいる。韓国政府はこの事態を乗り切るため、産業用尿素水の転用や、ディーゼル車の排気ガス規制を緩和することなどを検討しているが、車両故障や環境汚染リスクが指摘されている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「ほんとおかしな奴らだな。自業自得も何も、最初に輸出契約を結んでおいて取引するのを一方的に打ち切ったんじゃないか。商道徳のない詐欺では」

「…今からでも近くの日本にヘルプを求めるべきだが、反日する文政権には厳しいだろう」

「戦略的な重要なものは補助金を設けてでも維持しないと…」

「中国にこんなことを言われるほどのアマチュア政権なのか…」

「なぜ中国依存を減らさないといけないのかが分かる。そして国産化はこういう時のためにするのだ」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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