全市民にギフト券 4億円の補正予算可決 妙高市議会臨時会

 妙高市議会は9日、臨時会を開いた。本年度一般会計に4億320万円を追加する補正予算案を全会一致で可決した。

補正予算案の質疑(妙高市役所議場)

 本年度9回目の補正は経済対策が柱。全市民にギフト券を配布する。1人1万円分で、中学3年までの子どもには1万円分を上乗せする。3億5000万円を予算計上した。

 提案理由の説明で入村明市長は「年末年始の消費を喚起し、家計を支援する」と述べた。

 ギフト券の使用期間は12月13日から来年1月16日まで。市内に本店を置く商工会議所・商工会の会員で、この事業への参加店舗で使うことができる。

 市はまた、新型コロナウイルスの影響が長期化している事業者に対し、売り上げの減少割合と事業規模に応じた支援を行う。年単位での減少率25%以上が対象。申請を受け、20、40、80万円のいずれかを支給する。3860万円を予算計上した。

 今回の経済対策では、9月に創設したコロナ対策基金の一部などを財源とした。

 補正予算にはその他、新たな地域訪問型サービスに伴う車両購入費や、住宅取得支援にかかる予算不足額を計上した。

 補正後の一般会計は207億4159万円となった。

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