松浦鉄道を応援 沿線自治体が1億2000万円支援 コロナ減収うけ

 長崎県にある松浦鉄道(MR)の沿線自治体2県4市2町でつくる連絡協議会(会長・朝長則男佐世保市長)の臨時総会が5日、佐世保市役所であった。新型コロナウイルスに伴う外出自粛などの影響で減収となったMRに対し、1億2千万円を支援することを決めた。支援は昨年に続き2年連続。
 MRによると、2021年度の輸送人員(10月1日時点)は約234万4千人を想定し、新型コロナ前の19年度の84.5%。21年度は、19年度比で1億4840万円の減収になると見込んでいる。支援額は、21年度の収支見込み額から収支改善見込み額を差し引いて決定した。
 総会では「沿線自治体で応援していくことが大事」などの意見が出た。各自治体の負担割合を巡っては、人口規模や乗車人数などを基にすることが賛成多数で決まった。

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