焚き火で、BBQで...思ったように火がつかない!なんて経験、ありませんか?初心者のうちは火起こしに苦戦することもしばしば。そんな時、頼りになるのが着火剤です。今回は、100均のダイソーとセリアで固形着火剤を3種類購入し、火のつけやすさや燃焼時間などをレポートします!
ダイソー・セリアなどの100均で着火剤が購入できる! 初心者には固形タイプがおすすめ
近頃は100均でも、様々なタイプの着火剤が販売されています。
その中で、筆者が初心者におすすめしたいのは固形タイプの着火剤!
その理由と、100均で購入できる固形着火剤を紹介します。
固形着火剤が初心者におすすめの理由
着火剤の種類は大きく分けて2つ。
【着火剤の種類】
- ジェルタイプ
成分:主にアルコール(メチルアルコール/メタノール)
メリット:固形タイプよりも着火が比較的容易
デメリット:注意点が多く扱いづらい - 固形タイプ
成分:炭や紙など商品による
メリット:初心者にも扱いやすい
デメリット:着火時に煙や臭いが出る
筆者が初心者におすすめしたいのは断然固形タイプの着火剤です!
ジェルタイプの着火剤で生じる炎は色が薄く、特に昼間の野外など明るい場所では確認しづらいことがあります。
「あれ?火がついていないかな?」とうっかり手をかざしてしまって火傷したり...危険なことも。
さらに、火の付きが悪かった時など、上から継ぎ足すことは厳禁。
継ぎ足ししているジェルに炎が燃え移り、事故に繋がる危険があるのです。
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筆者も子供の頃、ジェルタイプの着火剤を焚き火の上から継ぎ足そうとしてしまい、父に怒られた思い出があります...。
上記の理由から、着火剤の扱いに慣れていない初心者のうちは、固形タイプの使用をおすすめします。
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特にお子さんがいる場合、誤飲や目に入ってしまう心配も少ないので、固形タイプの方が安心ですね!
セリア・ダイソーで購入できる固形着火剤を3つ紹介
今回購入した固形着火剤はこちら↓
- ダイソー「バーベキュー用着火剤」
- セリア「FIRE LIGHTERS」
- セリア「固形着火剤」
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結論を先にお伝えすると、筆者は“とにかく早く火をつけたい”タイプなので、着火が容易で最初から高火力の、セリア「固形着火剤」が気に入りました!
この3つの使用感を、それぞれレビューしていきます。
着火にかかる時間・燃焼時間・1個あたりの金額も記載し、さいごに比較表も載せていますので、参考にしていただければ幸いです!
【100均着火剤1】ダイソー「バーベキュー用着火剤」レビュー 24片入りでコスパ良し!
ダイソーで購入できる固形着火剤「バーベキュー用着火剤」をレビューします。
ダイソー「バーベキュー用着火剤」のスペック
【ダイソー「バーベキュー用着火剤」スペック】
- 素材 : ウッドファイバー、パラフィン
- 容量 : 12片×2枚=24片
- 1片のサイズ:約3.75cm(縦)×3.3cm(横)×1cm(厚さ)
- 1片あたりの金額 : 4.5円(税込)
板状で2枚入っており、1枚ずつ個包装されていました。
手で割れる程度の切り込みがあり、全部で24片に分けることができます。
今回レビューする着火剤の中では1片あたりの値段が一番安かったのが、このダイソー「バーベキュー用着火剤」でした!
1片あたりは約3.75×3.3cmと小さめサイズです。
燃焼時間をチェック! ダイソー「バーベキュー用着火剤」
続いて、1片がどの程度燃え続けるかをチェックしてみました!
写真を取りながら、タイマーで時間を測って記録しました。
さて、着火!
...と思いましたが、なかなか火がつきません。
燃え移った!と思っても、ロウソクのようにボッと炎が上がるわけではなく、線香のようにじわじわ燃えていて、そのうち消えてしまう...の繰り返し。
しばらくチャッカマンで火を当て続けていると、ようやく火が移った気配がありました。
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着火を試みて早数分...なんども火がついては消え...を繰り返し、この時点でチャッカマンをだいぶ消費している感がありました(笑)。
着火剤に火がついて安定するまでに、すでに5分が経っていました。
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これで薪に火がつくのかな?と少々心配になりました。
燃焼開始から7分ごろ、炎が高く上がってきました!
その後しばらくして炎の勢いが落ちてきて、鎮火。
結果は、着火〜火が安定するまで:5分、火がついてから燃え尽きるまで:16分。
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1片のサイズが小さいので、コンパクトなソロ用ストーブなどの着火に向いてそう!と感じました。
筆者は着火に時間がかかりましたが、ネットで他のレビューを見ると良い口コミも多々見るので、もしかすると個体差があるのかもしれません。
【100均着火剤2】セリア「FIRE LIGHTERS」レビュー 一度着火すると安定性◎
筆者が行ったセリアでは、2つの固形着火剤が販売されていました。
まずは1つめ、「FIRE LIGHTERS」をレビューします。
セリア「FIRE LIGHTERS」のスペック
【セリア「バーベキュー用着火剤」スペック】
- 素材 : 圧縮木材繊維(ワックス含有)
- 容量 : 9片×2枚=18片
- 1片のサイズ:約4cm(縦)×3cm(横)×1cm(厚さ)
- 1片あたりの金額 : 6.1円(税込)
パッケージ裏に、1片あたりの燃焼時間の目安が記載されていました。
片数はダイソー「バーベキュー用着火剤」の24片に比べて6片ほど少ないです。
ダイソーの3片相当がセリア「FIRE LIGHTERS」の3片とほぼ同じ大きさでした。
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セリアの素材「圧縮木材繊維」を英訳するとダイソーの「ウッドファイバー」になるのかな...?と思ってしまうほど、見た目は似ていました。
燃焼時間をチェック! セリア「FIRE LIGHTERS」
セリア「FIRE LIGHTERS」燃焼持続時間の実験です。
着火してみます。
炎が上がらない!!
...と、こちらもダイソー「バーベキュー用着火剤」と同じような出だしに。
チャッカマンで炎を出し続けて...30秒くらいで着火しました。
火がついてからは安定感がありました!
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このくらい火が上がってくれれば、薪や炭にも火が移るかも...!
鎮火したのは約12分30秒後。
結果は、着火〜火安定するまで:30秒、火がついてから燃え尽きるまで:12分でした。
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着火してしまえば、安定して燃え続けている!という印象でした。
【100均着火剤3】セリア「固形着火剤」レビュー 初めから最後まで火の勢いがある!
セリアの2つめは「固形着火剤」。
3つの中で唯一、丸型タイプです。
セリア「固形着火剤」のスペック
【セリア「固形着火剤」スペック】
- 素材 : メタノール
- 容量 : 約20g×5個入り
- 1個あたりの金額 : 22円(税込)
今回比較した3つの中では1個あたりの金額が1番高価だったのがこの、セリア「固形着火剤」。(それでもたったの22円ですが...)。
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MADE IN JAPAN の文字もパッケージ裏に記載されていて、品質に期待が高まります。
素材は、ジェルタイプで使用されることの多いメタノールです。
そしてパッケージのオモテ面に唯一燃焼時間が記載されていたのもこちらでした。
燃焼時間をチェック! セリア「固形着火剤」
気になる燃焼時間を確認してみます。
さて、前の2つと比べて着火はどうでしょうか...。
!!!
驚くほど簡単に、チャッカマンの“1カチ”で点きました!
しかも、最初からかなり勢いがあります!
炎の高さもあり、焚き火台の枠(約14cm)を超える勢いです。
7分を過ぎた頃、少々火が弱くなってきましたが、まだまだ勢いがあります。
12分をすぎるとかなり元の着火剤が小さくなっているのがわかります。
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なんか...小さくなってもしっかり燃えていて健気さを感じる!可愛い!
着火から13分たった頃に鎮火しました。
何も残らず綺麗に燃え尽きた...と思いましたが、メッシュ式の焚き火台の下を見ると...
焚き火シートに燃えカスが!
ロウソクが溶けたように、小さくポロポロと水色の塊が落ちているのが見えました。
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焚き火シート必須ですね!
ちなみに筆者の使用している焚き火シートはこちら。
セリア「固形着火剤」燃焼時間は約13分。
パッケージの表示「燃焼時間約10〜15分間」を裏切らない結果になりました!
100均のダイソー・セリアで買える「固形着火剤」は、用途別に使い分けるのがおすすめ!
100円ショップで購入できる固形着火剤を3つレビューしました。
レビューの結果を簡単な表にしてみました。
ダイソー「バーベキュー用着火剤」、セリア「FIRE LIGHTERS」は着火に少々時間がかかりましたが、切れ目に沿って折れば好みの大きさで使えるのがポイント。
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筆者は、“とにかく早く火をつけたい”タイプなので、着火が容易で最初から高火力の、セリア「固形着火剤」が気に入りました!
100円ショップに行ったら着火剤チェックも忘れずにしてみてください♪
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