初当選組はテレ朝、フジ、朝日新聞…メディア出身者多数 元新潟県知事・米山氏も初登院

初登院した立民・大築紅葉氏(東スポWeb)

特別国会が10日召集され、先の衆院選で初当選した議員が登院した。初当選組で目立つ首長やメディア出身者だ。

「国会は久しぶりだが、30年近く通って、歴代首相を取材した」と話すのは鹿児島2区で当選した無所属の三反園訓氏(63)。昨年まで元鹿児島県知事で、その前まではテレビ朝日のコメンテーターとあって、腕をぶす。

首長経験者では新潟5区で無所属で当選した米山隆一氏(54)は元新潟県知事。過去国政には4度チャレンジしながらも敗れ、首長を経ての初当選の異色組だ。同区で元県知事、前知事、市長の首長経験者による三つどもえで、米山氏が妻で作家の室井佑月氏(51)の助けも得て、勝ち上がった。この日も室井氏は一人、地元でのあいさつ回りに追われているという。

メディア出身者では立憲民主党の独壇場となった。比例北海道ブロックで復活当選した大築紅葉氏(38)は元フジテレビ政治部記者、東京9区の山岸一生氏(40)は元朝日新聞政治部記者、宮崎1区の渡辺創氏(44)は元毎日新聞政治部記者で、いずれもかつて知ったるフィールドに違った立場からのカムバックで、意気上がっていた。

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