カタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(11日、ハノイ)に臨む日本代表に初選出となったMF三笘薫(24)が10日、オンライン取材に応じ、所属するベルギー1部サンジロワーズで活動について振り返った。
東京五輪後、イングランド・プレミアリーグのブライトンと契約した三笘は現在はレンタル移籍し、サンジロワーズでプレーする。ベルギーでのプレーについて「日本のプレースタイルを継続してやれている。フィジカル的なところは、まだまだ足りない」と、屈強な外国人のパワーに戸惑っているという。
また、本職はウイングながらも、ベルギーではウイングバックとしてプレーしていることに「試合に出るために最適だった。どれだけにチームの力になれるか。勝利に貢献できるように全力を尽くしている」と語ったように、不慣れなポジションながらも、与えられた役割をしっかりとこなしている。
そんな三笘も移籍当初はチームになじむのに苦労したという。「自分のプレーを認めさせないといけなかったので練習からアピールしていた。他の選手を一人ひとり観察し(それぞれに)どんなプレーが最適なのか考えてやっていた。試合で結果を出さないと認めてくれない。最初のころはもがきながらやっていた」と振り返った。
サンジロワーズで苦戦しながらも定位置をつかみつつあり、念願の日本代表入りも果たした。三笘は「A代表として(自分が)どうなるかわからない。悔いのないようにやっていきたい」と、まずはピッチで本来のパフォーマンスを発揮する構えだ。