株式会社福田組(新潟市中央区)の2021年12月期第3四半期決算(連結)は増収増益

株式会社福田組(新潟市中央区)

株式会社福田組(新潟市中央区)は10日、2021年12月期第3四半期決算(連結)を発表した。売上高は1303億100万円(前年同期比0.1%増)、営業利益78億6,900万円(同14.4%増)、経常利益80億6,100万円(同15.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益52億7,400万円(同15.3%増)と増収増益となった。

同期の売上高は、建設事業の前期繰越高が高水準であったことや、懸念されていた新型コロナウイルス感染症拡大による工事の中断も無く順調に工事進捗したことが影響した。

一方、受注面では前年を大きく下回っていることにより、完成工事高は前年同期より減少したものの、不動産事業や建設付帯事業が増加したことで、前年同期比微増となった。

利益面においては、売上高の増加や採算性の高い工事物件が完成したことによる粗利益率の上昇が大きく貢献したほか、懸念されていた新型コロナウイルス感染症拡大による損失も生じなかったことから、売上総利益が増加。加えて、前年まで計上していた「のれんの償却」が無くなったことなどによる販売費および一般管理費の減少もあって、本業の儲けを示す営業利益は2ケタ増となった。

© にいがた経済新聞