妙高警察署・新庁舎完成、公開 デザイン、利便性配慮 13日から業務開始 

 県警本部は10日、このほど完成した妙高警察署新庁舎の内部を報道陣に公開した。13日から新庁舎での業務を開始する予定。現庁舎は来年11月までに取り壊し、駐車場として整備することにしている。

従来の警察署庁舎とは一線を画す、温かみのあるスペースが特徴

 交通課や地域課が入る1階は、県の伝統工芸である漆喰(しっくい)や県産杉を用い、従来の警察署庁舎とは一線を画するデザインにした。授乳室や多目的トイレも備え、多様な来庁者の利便性に配慮した。

 新築で、重大事件の捜査や災害時の指揮所となる「総合指揮室」を新設した他、外観は「妙高の新雪」をイメージし、白に統一。雪庇(せっぴ)対策のため、玄関上のひさしには消雪パイプを設置した。

 現庁舎は昭和42(1967)年築。老朽化や勤務する職員が建築当時から増えたことなどから手狭になり、県は昨年3月から現庁舎の隣に約17億円を投じて新庁舎を建築してきた。

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