新型コロナウイルスの感染防止対策としてホテルや病院で非対面・非接触型の除菌作業の導入が進む中、自動走行ロボットを活用した除菌の実証実験が9日から、神奈川県藤沢市辻堂市民センター(同市辻堂西海岸)で始まった。不特定多数の市民が来訪する業務時間中に稼働させ、有効性や安全性などを検証する。
実証実験では、ロボット(幅50センチ、高さ98センチ、直径50センチ)に紫外線照射ユニットを組み合わせ、あらかじめ設定したルートを自動走行しながら除菌していく。
IT企業のエイチ・シー・ネットワークス(東京都)が開発したシステムで、ホテルなどで導入されているが、自治体庁舎では今回が初めて。照射される紫外線は生体透過率が低く、人体に影響を及ばさずに新型コロナやインフルエンザのウイルスを除菌できるという。