【新型コロナ】相模原市のワクチン3回目接種 会場と日時「指定方式」導入 予約時の混乱回避へ

新型コロナウイルスワクチン

 新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を巡り、相模原市は7月までに2回目を接種した65歳以上の高齢者を対象に、市が集団接種会場の場所と日時を決める「指定方式」を導入する。予約時の混乱回避と、接種者の負担軽減が目的。

 3回目の接種は2回目を終えた人のうち、おおむね接種から8カ月以上経過した場合に行う。市は12月から3回目の接種を順次行う予定で、医療従事者や高齢者が対象となる。

 このうち、市が「指定方式」を導入するのは、7月までに2回目接種を終えた65歳以上の約16万人。市は11月中に対象者に調査票を送り、指定方式について希望の有無を調査し、希望者には集団接種会場と日時を割り当てる。

 指定方式を希望しない人や、個別接種を希望する人は、個別にインターネットやコールセンターで予約できるという。

 市によると、1回目の接種予約時に電話がつながらなかったり、自宅から遠く離れた会場が指定されたりするなどのトラブルがあったという。本村賢太郎市長は9日の記者会見で「指定方式を導入することで、不便を解消したい」と述べた。

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