高揚感と重圧…新たな一歩 神奈川の新人6氏が衆院初登院 甘利氏破った太氏「市民の思い受け止める」

議事堂を背にガッツポーズする太氏=国会

 特別国会が10日招集され、衆院選で初当選した神奈川県内選出の新人議員6氏が初登院した。「国民の声を国政に届けたい」「これまでの経験を生かす」。議員バッジを胸に、新人議員らは高揚感と重圧を感じつつも気持ちを新たに一歩を踏み出した。

 「地域密着の活動を徹底しながら、国会でもしっかりと仕事していきたい」。立憲民主党の太栄志氏(神奈川13区)は初登院した心境を問われ、国会議事堂を背に晴れやかな表情で答えた。

 衆院選では、小選挙区で自民党幹事長だった甘利明氏を破る「金星」を挙げた太氏。選挙戦を振り返り、「勝利できたのは市民パワーのおかげ。その思いを受け止め、一つ一つ実績を積み重ねていきたい」と神妙な面持ちで語った。

 尊敬する人物は出身地・鹿児島が生んだ幕末・維新に活躍した西郷隆盛。「令和の西郷どん」を自称しており、「命懸けで政治をやらなければいけない。私利私欲を捨ててやっていきたい」と目を輝かせた。

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